万能ビタミンであるビタミンC・・・保湿以外は万能!
万能ビタミンであるビタミンC・・・保湿以外は万能!
肌のシミやソバカスの原因として嫌われているメラニンですが、実はとても重要な働きを担っています。
本来の働きとして、メラニンは紫外線を吸収することで肌を守ってくれているのです。紫外線が表皮の下の真皮にまで侵入するとコラーゲンやヒアルロン酸な どからなる網目状の細胞に乱れや破壊が生じ、その結果保湿性、弾力性が失われ肌がしわになってしまいます。それを防ごうとしているのです。
メラニン色素は皮膚の一番下の基底層と呼ばれるところで作られます。そして新陳代謝で新しい細胞に押し上げられて、通常28日で角質層まできて最後 は剥がれ落ちます。ですが、ストレスや不規則な生活などで新陳代謝が乱れると、なかなか押し出されずに、メラニン色素が沈着してしまいシミやソバカスの原 因となってしまうのです。
ビタミンCは、ビタミンCには一度できてしまった黒色メラニンを無色の還元型メラニンへと変化させ、目立たなくする還元する作用と、メラニンを作る酵素チロシナーゼを阻害する(チロシナーゼは自分の周りの環境が酵素になると活動を休止する)作用との2つの作用があります。
体を構成するたんぱく質の、約30%を占めるコラーゲンの構成物質である「アミノ酸ヒドロキシリジン」と「ヒドロキシプロリン」は、「リジン」と「プロリン」が酵素反応により水溶化されることで作られています。
ビタミンCはこの酵素の補酵素として重要な役割を担います。ですから、ビタミンCが不足すると十分な水溶化がされなくなってしまうため、コラーゲンの生成に影響がでてくるというわけです。
このような形でビタミンCはコラーゲンの生成に関わりコラーゲンの生成を助け、張りのある弾力に富んだお肌へ導きます。
ビタミンCの吸収はむずかしい?
ビタミンCはすばらしい効能があるのですが、水溶性であるためにとても不安定で、お肌からの経皮吸収は難しいとされていました。サプリメントなどで 経口吸収で採ろうとしても体内で皮膚は一番最後に供給されるために、血液中に充分に満ち溢れてはじめて皮膚にまでまわるといった状態です。また、ビタミン Cは過剰に飲んでも体が処理しきれずに尿と一緒に体の外へとすぐに排出されてしまいます。
そこで、ビタミンCを直接お肌に効かせる為に皮膚から確実に吸収させる目的で開発されたのが「ビタミンC誘導体」です。これはビタミンCの分子構造 の一部を、リン酸や糖(グルコース)に置き換えて安定化させ、リン酸基によって肌に浸透させやすくしたものです。肌細胞に吸収された後は、体内にある酵素 が働いて融合体が切れビタミンCとリン酸に分解され、そこでビタミンCとして活躍させるというものです。
リン酸と結びつけるか糖と結びつけるかによってその融合体を切る酵素は違っており、ビタミンCに戻るのが早いものを「吸収型」、ゆっくりとビタミンCに戻るものを「持続型」や「安定型」と呼びます。
アスコルビン酸 Na を採用
ドクターサニー・「DSコンデンスフォース ローション+」に採用したのは、そのうちの「アスコルビン酸Na」です。この誘導体はアスコルビル酸にオキシ塩化リンを作用させたものに、ナトリウム塩を加えたものです。
リン酸と配合させたビタミンCを切る酵素であるフォスターゼはもともと肌に豊富にあるので、ビタミンCに戻る確率も非常に高く肌に入るとすぐにビタ ミンCに変化します。加えて全部変わるのに約6~12時間かかるので、1日2回の使用で大量のビタミンCを持続的に肌に送り込めるメリットがあります。
「保湿」を忘れずに!
欠点を強いて言うならば、万能ビタミンCの難点は「肌を乾かす事」つまりは「肌のバリア層を壊す事」になりやすいということです。ビタミンCを使用する際の注意は、なによりも使用後に「保湿」をする事を忘れない(特に乾燥肌の人)ということです。
ビタミンC美容液「DSコンデンスフォース ローション+」
DSコンデンスフォース ローション+は、ビタミンCを10%と高配合した美容液です。ビタミンC美容液の効果は、もうお分かりですね?キチンと効果を理解して、効果的にお手入れに取入れましょう。
※ビタミンCを高配合した美容液はデリケートです。冷暗所で保存し早めにお使いください。上手にお使いいただくために製品の使用方法は必ずお読みください。